科学社会学会研究会
日時:2025年6月22日(日)13:00〜14:50
場所:Zoomによるオンライン開催(会員限定)
※Zoomの接続先情報は会員宛てに別途メールにてご案内します。
タイトル:「モアザンヒューマンの世界における非規範的で脱主体的な倫理を考える―マリア・プーチ・デラベヤカーサ『ケアを呼ぶもの(Matters of Care)』を手がかりとして」
報告者:伊藤嘉高 会員(新潟大学)
討論者:鈴木和歌奈 会員(大阪大学)
司会:栗原亘 会員(東洋大学)
(趣旨)
近年、科学技術における「ケア」(主客を分離しない関与のあり方)が注目を集めている。M・プーチ・デラベヤカーサ(Maria Puig de la Bellacasa)の「ケア」論をはじめ、「ケア」や「愛着」といった視点から、社会における科学技術のあり方を再考することが、国際的な潮流となっている。これは、従来のconcern(利害関心)とは異なる視点から、科学技術にかかわる人間と人間、人間と非人間的存在(モノや動物、環境など)との多様な関係性に光を当てるものであり、科学社会学会においても、このタイミングで議論を深めることは大きな意義があると思われる。
本研究会では、B・ラトゥール『社会的なものを組み直す:アクターネットワーク理論入門』の訳者である伊藤嘉高会員にご報告いただく。2017年に発表されたプーチ・デラベヤカーサの主著『ケアを呼ぶもの』(Matters of care: Speculative ethics in more than human
worlds)を中心に、ポスト・アクターネットワーク理論の研究動向との関連にも触れつつ、ご報告いただく予定である。
※科学社会学会への入会については、こちらをご覧ください。オンライン研究会への参加を希望される方は、早めにご入会の手続きをお願いします。
科学社会学会総会
日時:2025年6月22日(日)15:00〜
場所:Zoomによるオンライン開催(会員限定)
※予定議事、Zoomの接続先情報は会員宛てに別途メールにてご案内します。